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2001 April

2001年4月11日 新手の詐欺だ!
母がしばらく留守にしてるので実家に郵便物を取りに行った。たいした郵便は来ていなかったのだが、妙なのが1枚。


7〜8年前の実家の電話番号が記載されているのだが、名義人の欄に私の名前がある。これはおかしい。というのも実家の電話名義は父だからだ。どうせどかかで流出した名簿から拾って送ってきたのだろう。つまり詐欺だということである。思い当たるフシがないので、ドキリともしなかったけそ、たった50円で28580円GET!すごい利益率である。1000人に送ると50000円で、1%の10人振り込んでくると285800円だもんね。1000人送れば10人くらいドキッとして送金しそうだもんなぁ。皆さん騙されないようにね!



2001年4月14日 写真について
家族で三重県の「なばなの里」っていうところに出かけた。ここは広大な敷地にその季節折々の花々が植えてあり、この季節とても美しい所。天気もよく人出も凄かった。いたるところでアマチュアカメラマンが三脚を立てて綺麗な花にレンズを向けている。報道写真をやっていた私にしてみると、動かないモノの写真なんか撮って何が楽しいのかなぁ。。。なんて思うのだが、本人たちは真剣そのもの。私はプロ時代を含め、人間あるいは動物以外に対してカメラを向けない主義。だから、報道というフィールドを選んだのである。報道という現場は、いかに身軽に移動し、いかに決定的瞬間を撮るのかが勝負となる。じっくり三脚を設置する暇なんて無いのだ。未だにそのクセが抜けずに、走り回る子供を、同じく走り回り何枚もの写真を撮った。

写真というものは、そうあるべきであり、たとえピントがあってなくてもそれは心のブレでありその瞬間、目に映った光景に対してシャッターを押した結果なのである。その時、私の目はブレていた、あるいはボケていた。。。それでイイと私は思っている。

キャパの名作「崩れ落ちる兵士」やノルマンディー上陸作戦を撮影した「Dデー」なんか見てみるといい。逃してはならない瞬間をカメラマンとして確実にしかもこの上なく臨場感を込めて撮影している。そこにピントや露出の計算なんか存在していない。あるのは現実。ファインダーを通して、そのとき見た現実をあますことなくフィルムに記録する。「そこにいる」という現実感をフィルムに記録することで、見るものをドキッとさせるのだ。それが写真だと思うし、そこに写真としての意味があるのじゃないのだろうか。。。。だから動かないモノを写真に撮るということに私は興味がないのだ。じゃ、なぜ206の写真を撮るのか?答えは簡単。私にとっての206は生き物なのだからだ。

写真について書いたついでに、好きな写真家をあげると、
荒木経維
土門拳
ユージン・スミス
エリオット・アーウィット
ってとこかな。荒木は単にエロ写真家のように思う人が多いけど、彼が写しているのは、心あるいは人間そのものなのじゃないだろうか。篠山紀信の写真のような作られた写真とは比較にならない重みを感じるのは私だけだろうか。土門拳は晩年は古寺巡礼なんていうシブイ作品が有名だが、元は報道写真家。「筑豊の子供たち」っていう名作はいつ見ても楽しいし、被写体との距離感目線の位置など完璧といっていい。土門は動きのあるモノを撮らせたら日本一じゃないだろうか。ユージン・スミスはもう「水俣」につきる。日本に長期滞在し撮り続けた水俣病患者のドキュメンタリーは報道写真のバイブルといえる。そんな彼が自分の子供たちをさりげなく撮影した「楽園への歩み」という作品も見逃せない。美しいのひとこと。写真をみて涙がでたのは、この作品がはじめて。最高の写真である。先日名古屋高島屋でこの作品を見たが、やはり涙が出た。対してエリオット・アーウィットは、とにかく心温まる写真家。世界中を旅して写した作品が素晴らしい。恋人たちばかり写したものや、犬だけ、海岸だけと楽しい作品ばかりだ。写真に興味がある方は、まずは荒木以外の3名の写真集をいちど手にとってみるといいな。なぜ荒木をはずすのかって?難解だから。つまり荒木にしか撮れない写真だから、って言えばいいのかなぁ。被写体自身に撮られることに対する決意を求める写真というのだろうか。とにかく難解なのだ。
 
富士カメラ5


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