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2002 May

2002年5月1日 Webについて
私の仕事はWeb制作である。今回はWebについて日頃から思っていることを書いてみたい。
ここ2年ほどいろいろな企業(おもに中小・零細企業)のウェブサイトを制作してきてひとつの恐ろしい結論に行き着いた。なぜ恐ろしいか?それは私が失業するかもしれないからだ。しかしあえて声を大にして言いたい!企業(個人事業主も含む)は自社のウェブサイトは自社で作るべきということだ。
Webを広告宣伝の手段としてとらえると、今までの紙や電波を使った広告と違って、いきなり世界に向けて宣伝が可能であるという極めて特殊な広告媒体であると言える。従来の広告はどうしても専門家(広告代理店や制作会社)じゃないとできない作業があるのだが、Webならホームページビルダーなどのオーサリングソフトの使い方さえ覚えてしまえば、ある程度時間がかかるとはいえ、何ページものウェブサイトができてしまうのだ。ドメインだってレンタルサーバー会社と契約すれば希望のドメインを取ってくれる。あとはマニュアルを読んでアップロードするだけである。専門的なところはせいぜいデザインくらいで、これにしたって、ソフトに何種類ものテンプレートがついているのでこれを利用すれば、そこそこのものができるのだ。何より強いのは、自社のことなので制作会社よりはるかに自社のことを知っているということだ。私がどんなにヒヤリングしてもその会社の社員より詳しくなれるわけがないのだ。デザインが優れたページあるいは最新のウェブソリューションを導入したサイトが優れたサイトではない。たくさんの方々が訪れるサイトが優れたサイト(あくまでも広告というくくりで)なのである。
自分で作ることで、それがどんなにデザインがカッコ悪くったって、毎日は難しいとしても毎週更新したくなるだろうと思う。それが大切なのだ。多くのサイトしかも企業サイトで全然更新していないゴミのようなサイトの何と多いことか。人任せにするからである。
自分で更新作業をすると今度はより多くの人に見てもらいたいと思う。そうなった時に私のような業者に相談すればいいのだ。業者とのつきあい方はそれが正解のように思う。それでも最初っから業者に任せるというのなら、作ったあとの事(何をどんなふうに更新するのか)を考えなければならない。いわゆる広告スケジュールだ。会社ならひとり専属のWeb担当者を用意するくらいがいいかな。そうやって運営するサイトは必ずアクセスが増えるものなのだ。つまり広告として十分機能するということである。
最初っから任せていただいても結構なのだが、私以上にそのサイトに対する熱意をキープしてくれないのなら、Webサイトを作ってはいけない。人に任せようが自分で作ろうが、大切なのは熱意なのだ。



2002年5月7日 ちょっと真面目に。
昨日はゴールデンウィーク最終日。尚吾が「ハリケンジャー」のショーを見に行くというので、妻と三人で会場に向かった。朝から風邪気味で多少熱があったが、子供にせがまれるとどこの親も一緒だろう、頑張って行くことにした。30分ほどで会場についたが、親子連れですでに満席。要領のいい尚吾はうまく混雑をすり抜け前から5列目くらいに席を確保。私と妻は遠巻きに見ることにする。

会場を見渡してみると、いずれの家族もデジカメやビデオを構えている。両方用意している人すらいるではないか。そして満面の笑顔でとても幸せそうである。こういう光景を見ると何とも不思議に感じる。ほんとうに日本は不景気なのだろうか?失業率が5%を超えたといって大騒ぎになったけれど、就業人口の95%は何らかの職につき収入を得ている。貯蓄率だって世界一だ。どうして政府はそんなに危機感を煽るのだろう?あまりに単純な発想かもしれないが、700兆円になろうとする国家の負債を何とかして止めるための税収アップが狙いとしか思えない。消費税率を上げたいのだ。

なぜ消費税を上げるのか?ポイントその1は、 日本人の消費が国内総生産(GDP)に占める割合が約60%、2000年のデータによるとGDPは約530兆円であるので、300兆円が消費ということになる。消費税率が5%なので15兆円が単純に消費税による税収であると推測される。第2のポイントは、貯蓄額。日本人の貯蓄額の合計は1200兆円を超えている。その内約600兆円が住宅ローンなどだから、実質600兆円が貯金だ。銀行などに莫大なお金が預けられているのだ。そして3つめのポイント、昨今の物価安。物価安で消費動向が元気になり60%から70%までになれば300兆円の消費が370兆円になるのだ。さらに消費税が7%になったとすると、26兆円の税収になり、先程の15兆円から一気に11兆円も増えるのである。
この3つのポイントを並べてみると、デフレによる物価安誘導→消費の喚起→貯金の流入→税収のアップ→満を持して消費税率引き上げというように、まさに風が吹けば桶屋が儲かるという図式なのだ。一般企業が売れているからといって人気商品の値段を10円上げたなら、一気に人気がなくなりその商品の命はついえるのだが、国家にやられてはどうにもならない。だれかが言っていたがこの国から脱出するしかないのかもしれない。「パソコンが安くなった、デジカメもだ。家電だってすごく安いぞ。さぁ貯金を引きだして買うのだ!家も土地も安いぞ!さぁ、どうだ!」と呪文を唱えながら、ニンマリしているやつがきっといるのだろう。
なんだか、「とんでも本」のたぐいのようになってしまったが、ハリケンジャーを見ながら、こんなことを考えたのだ。

で、ハリケンジャーだが、ショーが始まってすぐに登場した「ジャカンジャ」に驚いた尚吾は一目散に逃げ出し、周囲から大笑いされたが、それでも「助けてぇ!」と絶叫しあえなくリタイヤ。近所の喫茶店で気持ちが落ち着いた尚吾は、いたくプライドが傷ついたのだろう、たそがれながら「本物がいたから怖かった。。。」とつぶやいた。



2002年5月13日 コンピュータ
コンピュータなるものを初めて触ったのが、1986年だ。リコーから出たマイツールというものだった。MS-Dosのバージョン3で動くやつだがマウスを使って操作するという当時としては革命的なコンピュータであった。プログラムも簡単に書くことができWindows3.0が発売になるまで愛用していた。なぜWindowsに替えたかというと、マイツールより優れていたからだ。今から思えば当時のWindowsは、まったく不安定なOSで何時間もかけて作ったビジネス文書や表計算を一瞬にして失うことなど日常茶飯事であった。マッキントッシュもそんなOSだったらしい(今も!)が、ユーザーインターフェースは断然マッキントッシュの方が良かった。
93年頃かな、仕事の関連でWindows95のベータ版(開発者向け)が手に入るようになり、発売になるまでずーっとビルドナンバーが上がっていくベータ版を使っていた。その後は98や2000が出て今やXpに統合されようというまでにWindowsは成長したのだ。対してマッキントッシュはどうなのか?OS-Xは確かに安定しているしGUIもかっこいいのだけれど、ベースのBSD(BSEではない)を隠しちゃっているので、マックなのかBSDなのか中途半端なのだ。各ソフトベンダーもこぞってOS-X対応ソフトを出してきてはいるが、ビジネスソフトなら圧倒的にWindowsだし、得意分野のデザイン系にしたってフォントシステムが変わってしまったため、従来のフォントが使えないというだらしなさだ。特にDTPの場合、この問題は致命的である。しかもiーMacなど今年に入ってからのモデルは基本OSがこのOS-Xなのだ。初めてコンピュータを購入する方なら、なんの違和感もないかもしれないが、今更マックのシェアが圧倒的に伸びるあるいは伸びているはずはないのだ。ということは、既存のマックファンがたよりであるはずなのに、それらを見放すような戦略にアップル社内で反対は出なかったのかなぁ。Windowsがパーソナルユースには95、ネットワークOSとしてNTというように2種類のOSを存在させたように、OS9とOS-Xを混在させればよかったのだ。もっともOS-Xで9を動かすようになっているのだが、それでは意味が違う。今後のアップルの動向が非常に興味深いところだが、ま、Windowsの一人勝ちであろう事は間違いない。
最近、年をとってきたせいか何時間もコンピュータを操作していると手の関節がどうしようもなく痛くなる。困ったものである。コンピュータって我々を便利にしてくれる機械であったはずだが、単に仕事が増えただけじゃないのか?そう思えてしかたのないこの頃である。あー痛い!やっぱり関節が痛くなってきた。。。



2002年5月15日
 だめだこの国は
日本人というか日本国政府の国際感覚ってのはいったいどうなってるのだろう?中国で起きた北朝鮮難民ら致問題である。情報が錯綜し中国・日本の言い分もまっこうから対立している状況で、我が国のボス小泉の発言を聞いてあきれるばかりだ。「毅然と対応するよう指示をした」だと?まるでひとごとである。
この程度の発言しかできないバカヤロウが我が国のボスである。確かに耳障りはいいが、具体性がまったくない。世界各国にその国々の言語に翻訳されて紹介されるってことが分かっているのだろうか?ビジネスの現場で「ビシっと決めますから」なんていうアマチュア営業マンと同じである。誰がいつ何をどうやってどうするのかが大切なことなのだ。というよりも基本なのだ。それを言わずして何がリーダーなのか。しかも国際政治という複雑なフィールドでの出来事である。人まかせにする暇などないはずだ。外務大臣の眠たい答弁ならいざしらず、一国のボスなのだ。もっと明確に我が国の意志を述べないでどうするんだ。まったく腹が立つ(怒!)。
中国への抗議にしたって、経済制裁をも辞さないいきおいで抗議すべきなのだ。確かに目論見やら思惑など複雑に絡み合っているだろうと思う。何を基準にジャッジしていいのか混乱するのもわからないではない。こんなときは、当事者の状況を冷静に見てみると簡単にジャッジできるものなのである。
難民は命からがら駆け込んだ。中国警察は北朝鮮のスポンサーである以上、見逃せない。日本は亡命、特に政治亡命にはかかわりたくない。というように当事者だけでも立場がまったく違う。さぁてどうジャッジする?簡単である。ルールを適用するだけなのだ。難民がどうあれ、武装した中国警察が日本の敷地に無断で入った。これがすべての事実を物語っている。アメリカ領事館だったら、あの中国警察はヘタしたら射殺されてるかもしれない。問答無用にだ。なめられている日本人は中国語で早口にまくしたてられたのだろう。思わず、「どうぞ」って言ったのかもしれない。その程度である。その程度の国際感覚なのだ。「ここは日本国である!」と恫喝できない自信のなさこそが、外国人からみた日本人なのだ。
併せて言うなら、報道も情けない。ワイドショー感覚で3才の女の子がかわいそうだとか感情的に報道するのもどうかと思う。中国が国際ルールを破ったとだけ報道すればよい。それがどんなに大きな問題なのかを報道し、日本国内あるいは、中国本土でこの事件を一般人レベルで問題視できるよう報道すべきではないだろうか?
 
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