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2002 December
メリークリスマス 2002年12月24日
クリスマスイブ。尚吾のクリスマスプレゼントの「クラッシュギア」を組み立てた。出来栄えは上々。尚吾が喜ぶ顔を思い浮かべながら、必死に組み立て。2時間ほどで2台の模型を組み立てた。
それにしても、ほんとうに早いものである。何がって、1年がである。子供の頃ってそれこそ♪はーやーくこーいーこーいおーしょーおーがーつー♪ってくらい1年って長かったように思うんだけど、この年になるとホント早い。で、思うのだけれど年齢を1年が過ぎる速度に置き換えると「なーるほど!」って思いません?4歳の息子尚吾は時速4kmで走っているのである。私は時速42kmなのだ。早いはずである。これはすごい発見だぜ。

先日の21日は父の命日。1999年12月21日に父は他界した。あれからもう3年だ。 1999年12月19日つまり父が亡くなる2日前のDiaryを見てみると、なんと今や亡き206S16を洗車したとの記述。たしか病室では父の様態が刻々と悪化していた日に「洗車」とは。。。そう思われるかもしれないが、父の死を覚悟していた私は呆然と洗車をしこのサイトのDiaryを書いたのだ。お気楽にサイトの更新をしていたのではない。全然関係の無いことをして何とか平常心でいようと努力せざるをえなかったのである。長男としてしっかりしなければ、その思いに押しつぶされそうになっていた私に妻は、「泣いていいよ」って私を支えてくれていた。1999年12月19日の日記、あの短い文面の裏にはそんな私の辛い心がある。

そういえば父を亡くした翌年の2000年から私は世に言う「厄年」に突入した。2000年7月独立、2001年事業に失敗(騙されたんだけどね)を経て、2002年はとにかく地に足をつけてコツコツと仕事をすることに専念してきた。悪いことがこれ以上起きませんようにと念じながら仕事をがんばったのだが、206を失うことに。この数年というもの「失う」ことがまるで私の運命に思えるほど多くのものを失った。金も信用もクルマも失った。しかし命は助かった。ならば、あとには復活しかないじゃないか。命さえあれば何とでもなる。そう思いつつ父の残したものが何なのかを改めて胸に刻み、そして希望の灯が消えないように気合を入れるのである。

どうせあっという間に「時」は過ぎる。落ち込んだり悩んだりしている暇はない。 そういう意味で人生って得るものも多いが同じく失うものも多いと実感したここ数年である。失うことを恐れてもしかたがない。得るときは「当たり前」と思い、失うときに「え?まさか」ではいけないのだ。失うときも「当たり前」なのである。今回の事故のときもそうであるが、私はさっさとあきらめた。人はそんな私を「ポジティブ」だとか「タフ」だとか言ったが、私は無くした何かにこだわることがいかにも無駄なことと思っている。ゆえに、さっさと次のことを考えるのである。タフだからではないのだ。私たちは失うことが必然であり、それよりも多くの何かを得ようと努力する。それが金なのかモノなのか愛情なのかはわからない。ただ+-0よりちょっとだけプラスにしたい、それが人生であると知っているのだ。えらそうに人生を語るつもりは無い。しかし、このように人生のなんたるかを追いかけることは悪いことではないだろう。避けて通りたいのも人生、真正面から立ち向かわなくてはならないのも人生、私は立ち向かう方を選ぶ。大丈夫、命までは取られはしないさ。

クリスマスの後はすぐにお正月。そうして時はあっという間に過ぎていく。どんなに貧乏だろうが、あるいは裕福であろうが、時だけは平等に私たちの時間を運び去る。2003年が私たちにとってもう少し穏やかで緩やかな年であることを願ってやまない。
 
富士カメラ5


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