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2004 April

2004年4月28日 自己責任

午後11時、久しぶりに午前0時前に帰宅し筑紫哲也のNews23を見る。
気になったのが、特集でやっていた不法滞在外国人。日本にはビザの切れた、いわゆる不法滞在者が25万人いるらしい。番組で取り上げていたイラン人家族だが、夫婦に二人の子供という4人家族。二人の女の子は日本で育っち、下の女の子は日本で生まれ日本の小学校に入学、長女は高校に進学しているという。まじめに働く父、すくすくとこの日本で育つ娘たち。長女は保育士になる夢を持ち頑張っている。渋谷で朝まで遊んでいるこの国のアホ女子高生とはどえらい違いである。唯一の不安はビザが切れているということだけだ。

そして、この家族に司法である東京高裁が下した判決は国外退去。ビザが切れることがわかっていて
日本に来た。国外退去の恐れを知っていて滞在している。だからイランに国外退去になり、生活が激変したとしてもそれは「自己責任」だってことらしい。 この裁判官って勇気あるヤツだってのが私の感想である。だって自分の頭の悪さを世間にしらしめたのだから。つまり、法律の一文に照らし合わせただけの判決だもん。そんなの子供もでもできるって。頭を使わなくていいんだもんね。「ここに書いてある!」ってだけじゃん。

こういうアホが小泉内閣発足以来増殖してるなぁって思わない?政府と司法は別だけど、日本国全体の雰囲気っていうのかなぁ、なぁーんか狂ってるんじゃないだろうか?自衛隊派遣して人道的支援だって言いながら、国内ではどーしてこうも冷たいのだろう?そりゃ、不良外国人もいるとは思うけど、まじめに働いて今の日本人が嫌うハードな仕事も家族のためという気持ちで必死に働く外国人に人道的支援ってできないのだろうか?

一部の人権擁護団体の顔色を伺いつつ、働くことを拒否し、世間から逃げ出した浮浪者たちのために一時宿泊所みたいなのを造るこの国は、なぜ外国人とくに欧米人以外の外国人に対してかくも理不尽な仕打ちをするのだろう?不法滞在は法律では認められていないのは百も承知である。確かにこのイラン人家族も不法滞在である。人道的に言って国外退去は酷であるはずだ。人間ならそう思うはずである。だが、これを認めると不法滞在天国になってしまうんじゃないだろうか?と思うのだろう。が、ここで頭を使えと言いたい。判決とは熟慮の末に出るものであろう。この場合の熟慮とは、いかに不良外国人と真面目な(しかしビザが切れている)外国人と区別するか、である。

そんなのは簡単なことで、ある一定の条件を満たし、かつ、勤続年数などのハードルを設けさえすれば、不良外国人との区別はできるはずである。そこから漏れた不良外国人はどうする?それだって、そもそも我国には世界でも屈指の検挙率をもつ警察というものがあるではないか。駐車違反の取締りで暇をつぶしている交通課にやらせりゃいいんだって。

なぜ知恵を絞らないのだろう。なぜ一面的な思考しかできなくなったのだろう。イラクで人質になった日本人に対して「自己責任」なんて言うのは簡単である。言葉の意味も至極簡単である。小泉のインタビューみたいにね。響きもよく、非常に判りやすい。でも中身が無いだろうに。小泉と同じだって思わない?釈放に至る過程日本国政府はいったい何をやったんだろう?「我々は政府としてカクカクシカジカやっております。その結果、現在においてこういう状況です。この努力が伝わらない場合、最悪・・・・」という努力あるいは説明をしたなら彼ら人質に経費を請求してもいいと思うけど、何もしなかったくせに、しかも「テロには屈しない」なんてブッシュみたいなアホなセリフをほざいていただけじゃないか。小泉が我国のリーダーになってから一時が万事この調子である。

前振りが異常に長く、結論も異常に短いが、私は国民年金なんて絶対払わない。自己責任において私は誰かが支払った年金なんて要らないし、私が自分の息子の世代のための年金を積み立てるなんて嫌なこった!って思うのだ。だって政府が言ったじゃないか「自己責任」って。
 
富士カメラ5


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