| 今まで住んでいた借家の契約が間もなく切れるということで、このたび引越しをすることになった。
5LDKという素晴らしく広い借家に住んでいたため、やはり今回も同じくらいの借家を探した。で、若干狭いのだけれど5DKで家賃8万円という掘り出し物をGET。先週はその引越しであった。
引っ越した先は、同じ名古屋市中村区。加藤清正が祀ってある豊国神社のすぐ近く。昔ながらの下町の中の一軒家である。引越し前に大量のゴミを出したにもかかわらず、4tトラッック一杯半の荷物。引越し当日の26日はダンボール箱の山で、寝るスペースが無いほどであった。台風16号の接近で蒸し暑い中荷物の整理をするのだが、何せ荷物が多すぎる。引っ越した先で、ダンボール10箱以上捨てたにもかかわらずいっこうに荷物が減らない。とりあえず寝るスペースを確保した段階で滝のようにしたたる汗を流そうと風呂に入ろうとしたのだが、これまたうず高く積まれた荷物で扉すら見えない!。しばし思案の末、「銭湯」に行こうと閃いた。このあたりは下町。銭湯があるに決まっている。スーパー銭湯などという無粋なものに行きたいのではない。番台におばあちゃんが座っていて、ポケットから小銭を出すという日本の文化に触れたくなったのだ。
私が予定していた12畳のスペースの半分を今回与えてやった尚吾(おかげで以前の16畳リビングの身分から6畳一間に私は格下げとなった。。。まるで勉強部屋である)が大はしゃぎし、これまた汗びっしょりだったので連れ立って銭湯の探索に出た。で、豊国神社の参道にてすぐに銭湯発見。二人でイソイソとのれんをくぐる。小脇に抱えた洗面器が何とも風情があるではないか。やはり番台にはおばあちゃんが!!・・・感激である。35年振りである。35年前、自宅の風呂が壊れた時、父と一緒に銭湯ののれんをくぐって以来なのだ。その時の父の仕草(小銭をパチンと番台に置いた)と同様、私も小銭を置いた。
スーパー銭湯しか知らない尚吾が不思議そうに見ていたので、「番台にお金を置く。これが銭湯の作法である!」と言ったのであるが、「ばんだいってなぁに?さほうってなぁに?」。。。。「わからなければ、今度から銭湯にきたら「おとこ」って書いてある方の扉を開けて、オレがしたとおりにお金を置け、そうすればお風呂に入れるんだよ」。父が私に言ったセリフと同じセリフを尚吾に言った。くだらないかもしれないが、我が家の血統はこうして受け継がれていくのである。
というプロセスを経て、脱衣所でさっさと裸になり、尚吾と銭湯に入る。さすがにタイル張りの富士山の絵は無いが、清潔そのものの湯船にたっぷりと浸かり、引越しの疲れと汗をきれいさっぱり流した次第である。
26日にすっかり銭湯が気に入った尚吾が以来毎日銭湯に行こうと言う。昨日も引越しの後始末で汗をしたたかにかいた私を見て「銭湯に行こう!」。家の者が出払っていたので二人で銭湯と晩御飯。「わかった、銭湯のあとの晩御飯は何にする?」「パパが作るおこのみやきぃ!!」。お好み焼きなら私の得意分野である。お店を開いてもおかしくないレベルの腕前であるのだ。日本の文化、そして男の料理を見せてやろうではないか。ということで、私の男としての存在を存分に見せることができた今回の引越しであったわけである。ちなみに、お好み焼きは自分で言うのも何であるが、絶品であった。ついでに「まだお腹がすいてるよ」って言った尚吾に焼いてやった焼きそばも、おいしかったことは言うまでも無い。
206RCで銭湯に!カッコイイ!早くそうしたいものである。206フリークの皆さん、206で古くからの日本文化に触れようではありませんか。銭湯ってけっこうハマリますよ。 |