名車プジョー205はWRCでの活躍もあり世界的にヒットした名車としてラテン車ファンにいまだ根強い人気があります。その名車プジョー205の血統というべき後継車がプジョー206です。1998年にデビューし1999年にはWRCにも参戦。2000年ははやくもチャンピオンになるという205がたどった軌跡を走り始めたのです。そんなプジョー206と私の関わりをニコン製フィルムカメラのF2・F3・F4S、およびデジタル一眼レフカメラD200で撮影した写真で紹介したのがこのサイトです。賛否はありますがサーキットや峠を走り回る私の記録です。もちろん家族の写真や旅の写真などプロカメラマンとして恥ずかしくないまじめなものも多く掲載しています。
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2007 October
10月になって、日に日に陽が傾いてきた。あれほど暴力的に熱かった光がやわらかく・・・優しく僕たちを包み込む。まるで何事も無かったように。 無性に誰か・・・そう、君の声が聴きたくなった。 日曜日は尚吾と自転車でお出かけ。仕上げはいつもの中村公園。今日も夕方自転車で中村公園に出向くと、どこかのカメラ店が主催したと思われる撮影会が開催中。いたるところによくぞそんなに高価な機材を・・・と思われるおじさんたちが・・・ しばらく彼らの行動を観察してみることに。 で、面白いことを発見した。 彼らは、誰かが被写体を発見するのをいつも待っているってことだ。 つまり、誰かが写真的な被写体、例えば、西日に照らされた美しい花を誰かが逆光で撮る、すると、微妙にアングルを変えながら何人ものオジサンたちが同じように同じものを撮るのである。 そんな風景を自転車にまたがってひとりニヤニヤと笑ってると、尚吾がひとこと。「パパ、あのひとたちおんなじもの撮ってるね。パパは撮らないの?」「撮らない」「じゃぁ、あのひとたちと違うもの撮ってよ」 ってことで、気合を入れて撮ったのが上の一枚である。おそらくあの場所にいたオジサンたちは誰もこの被写体にカメラを向けなかったはず。というか、この光線の美しさに気付いていなかったはずである。なぜなら、彼らは上手な写真を撮りたかった。コンテストに出して入賞したい写真、あるいは、奥様に「どーだ、イイだろう」といばりたい、そういう写真を撮っているのだ。私は、この光の中、尚吾と一緒に自転車にまたがっていたという事実を記録した。この事実を知っているのは、私と尚吾だけ。 私と尚吾、それこそが私が写真を残す意味なのである。