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2002 June

2002年6月2日 ラテン車はなぜたのしいのか
前回のコラムで少し触れたが、私は国産車に魅力を感じないし、ドイツ車も嫌いである。楽しくないからだ。205に乗ってたときもそうだったが、ラテンな車ってどうしてこんなに楽しいのだろう。156もそうだ。楽しい。もちろん206も言うに及ばずでる。
ソアラのオーナーって車から降りてしばらく歩いた後、振り返って自分の車を見ることってあるのだろうか?ゴルフのオーナーって街中でショーウィンドウに写った自分のゴルフに思わず見とれてしまわないのだろうか?我々ラテン車乗りは、こういうところでニヤっとしてしまうよね。私などある時カーブミラーに写った己の206に見とれてしまい、後続車のクラクションで我に返ったことがあるのだ。プジョー、アルファって非現実的な空間に一瞬運んでくれる魔力があると思うのは私だけだろうか?対して、ソアラやゴルフなどあくまでも現実とはどういうものかということを、くどいくらい語っているとしか思えない。それはなぜなのだろう?と考えると、私見であるが、それらのつまらない車が何をベースに開発されたかということに尽きると思う。一刀両断に言うが、国産車は売れる車、ドイツ車は哲学。これに尽きる。さらにスペックだな。「楽しさ」なんてのは二の次なのだ。
相も変わらず日産の変なデザイナーがTVCMでうだうだ言ってるが、うるせぇというか理屈なんていいんだよって思わない?多くのドライバーたちは普通に受け入れているのだろうが、私はごまかされない。でも普通の方々ってクルマに楽しさなど求めていないのだろう。つまり私のようなのは少数意見でしかない、即ちマーケティング上切り捨てていい対象なのだろう。ビジネスはそれで成功なのだ。けっこうである。周到に仕組まれたビジネスに引っ掛からないだけでも自尊心を維持することが出来るってものだ。アルファもプジョーももちろんビジネスがあるであろう。金を取ってるんだからもうちょっとちゃんと作ってよって思わないこともない、しかし「楽しさ」ということが、あばたをえくぼにしてくれるのだ。



2002年6月13日 シートポジション
昨日、我が206S16がエアコンの修理から帰還した。カトウモータースグループのアレーゼ昭和店に206を取りに行き、そそくさと乗り込むとどうもシートポジションがおかしい。前に2ノッチ、背もたれを同じく前に1ノッチ調整。これでOK。私はシートポジションに徹底的にこだわるのだ。皆さんはどうであろう?私がシートポジジョンにこだわるのは、ちゃんと運転したいからだ。よく応接間でふんぞりかえっているように横着な運転スタイルをとっている奴がいるが、あんなのは私に言わせれば言語道断である。以前このコラムにも書いたが、クルマは凶器なのだ。そんな代物に乗っているのである。姿勢を正せと言いたい。
私は街中でもケッコウ飛ばす。故に万が一に備える運転姿勢が要となる。どんなポジショニングをするかというと、まずシートの座面の奥(背もたれの付け根)までお尻を押し込みきっちりと座る。次にステアリング上部を両手で握りヒジが若干曲がる程度まで背もたれとシートの前後位置を調整する。最後にペダルを何度か踏んでみて、膝があまり窮屈にならないよう微調整する。という具合だ。私のドライビングポジションを外から見るとかなりステアリングに近づいた位置になっているはずだ。でもこれが正しいドライビングポジションなのだ。その証拠に名古屋-宇都宮を往復したときも腰がいたくなることなどなく、余裕であったのだ。このポジションなら高速道路であろうと聖地奥矢作であろうと市街地であろうと快適この上ないのである。なおかつサベルトのフルハーネスベルトで体を固定するのだ。気が引き締まるのも当然である。F1ドライバーのポジションもしかりである。
さらに言うならば、皆さんはどんなステアリング操作をされています?私は上記ポジションをとった上で、基本的に「送りハンドル」で操作する。腕がクロスしたり、逆手で強引に切ったりは決してしない。常に10時10分の位置で両手が忙しく上下しているのだ。駐車スペースで車の出し入れをする際はこの限りではないが、走っている時は「送りハンドル」である。なぜクロスさせないか?奥矢作のタイトなコーナーをケッコウなスピードで駆け抜けることを想像していただけば、その理由は明白である。クロスしていては、コーナーが予想に反してきつかった場合、切り足せないのだ。10時10分の位置に両手があれば、こんな時も余裕なのだ。なにも奥矢作でなくてもこのように操作できれば安全度は格段に向上する。「飛ばすための姿勢」ではなく「安全な姿勢」なのである。皆さんも今一度ドラポジをチェックしてみよう!
P.S.今日は富山出張である。もちろん206での出張だ。久々の長距離ドライブが楽しみであるが、ワールドカップサッカー「日本VSチュニジア」を見ることができない。。。。



2002年6月15日 2日で800km走破。
昨日は仕事で富山へ出張。そして今日は下呂へ出張。合計走行距離は800km。よくも走ったものだ。もちろん我が206S16が足である。富山へは、東海北陸自動車道を終点の清見で降り国道41号にて入った。同行したのは今携わっているプロジェクトのボスとその相棒。「その相棒」の体重が100kgもあり、さすがの私の206も41号線の素敵なワインディングで本来のキビキビ感がみられない。仕方なくおとなしく走ることになってしまった。
で、富山にて打ち合わせの後、ある場所の見学を終え時計を見ると4時30分。ちょうどワールドカップサッカー「日本vsチュニジア」の前半が終わったころではないか。周りにテレビはない。あせった私(ラジオ中継しているとは知らなかった)は、後輩に電話。電話をとった後輩は興奮した口調で「日本が押しまくってます!絶対勝ちますよーーーーーー!」って。私は「2-0か2-1で日本が勝つ!後半が始まったら電話で中継してくれ」と頼んだのだが、「電話代、いくらかかるとおもってるんですか!ラジオで聞いてください」でこの提案はあえなくNG。206に速攻で乗り込みラジオをオン。すぐに中継に聞き入る。帰路は北陸道から156号線を経由し東海北陸自動車道を選択。どしゃ降りの雨の中ラジオ中継を聞きながらひた走る。森島が先制点を入れたとき、ラジオ中継のアナウンサーが「ゴーーーーーーーーーール!!!!!!」と絶叫。私も思わずステアリングから両手を離しガッツポーズ。そして同じく絶叫!。同行したボスの「あぶねぇ!!」の絶叫に我に返る。2点目も同じくたしなめられたのだが、興奮のるつぼだった。
しかし、実は興奮してる場合ではなかったのだ。東海北陸自動車道に入った頃から激しさを増した雨が「ひるがの高原」あたりで正にバケツをひっくり返したくらいの凄まじい豪雨となったのだ。前方のクルマのテールランプすら視認できない。続々とハザードランプを点滅させ路肩に停車するが、ちょうどラジオが入らないエリアだったのだ。こんな所に停車するわけにいかない。私は気合いを入れて206を進める。ワイパーを最速で動かしても全く前が見えないが、路肩の白いラインは確認できるので、それを頼りに恐る恐る前進したのだ。鬼神の走りである。停車しているクルマを尻目にひた走り、ゲーム終了の笛の音をちゃぁんと聞くことができた。が、大変疲れたことは言うまでもない。日本チームも頑張っていたが、それにも負けないくらい私も頑張っていたのである。
 

富士カメラ5



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